グローバル・ファンドはエチオピアなどの国々で、結核やその他深刻な被害をもたらす病気に対するプログラムの設立や実施のための支援を行っている。 写真:WHO
AIDSやマラリアといった病気の撲滅に向けた意欲を持つ人々が、必ずしも発展途上国に拠点を据えたり、開発業界での実務経験をもっている必要はない。
少なくとも、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(Global Fund to fight AIDS, Tuberculosis and Malaria:以下、グローバルファンド)での勤務はそれには当てはまらない。グローバルファンドの採用担当スペシャリストであるHema Dassanyake氏によれば、同基金には現在約90カ国の人々が働いており、全ての職員はジュネーブを拠点としているのだ。
同基金は、自らフィールドプロジェクトを実施しないため、フィールドオフィスを常設していない。代わりに、各途上国の代表からの資金要請に対して許可・不許可の判断をしている。
Dassanyake氏は、同基金は即戦力となるための能力を持つ、あらゆる国籍の人々を雇用している、と述べた。
途上国出身であることは、グローバルファンドに応募する際に優遇されるだろう。同基金はフィールドのパートナーとコミュニケーションを円滑に図ることができる人物を求めているからだ。
「もし私たちが、例えば北アフリカと中東に関連したプログラムに従事する職員を募集する際には、おそらくアラビア語を話すことが出来る人物を必要とします。」とDassanyake 氏は述べた。「同様に、特にラテンアメリカであればスペイン語、西アフリカであればフランス語が必要とされます。」
職員の数割はフィールドでの勤務を命じられることもあるため、地理的に様々な地域での業務経験があることもまた、自らの応募書類を他の応募者から際立たせるためには有効であろう。
「私達は現在雇用多様化イニシアチブを行っています。この取り組みによって、私達が支援を行う国々の人々と、職員の国籍をさらに一致させることが目的です。」とグローバルファンドの別の採用担当スペシャリストであるTania Rogerson氏は強調した。
同基金の職員数は2002年の創設以来、劇的に増加してきており、現在は570名が働いている。
しかし、グローバルファンドはいまだ拡大する一方だ。Rogerson氏によれば、同基金は2009年1月以来、130以上のポジションの採用のため奔走してきた。
「11月の末までに、125以上のポジションの採用を計画しています。」と同氏は語った。
戦略、政策、評価、法人向けサービス、広報渉外、パートナー部門での採用が最大の割合を占める。その他のポジションでは現在、監査総監室、会計及び調査部門などでの空席がある。
空席は同基金のウェブサイトの採用ページ及び、デベックスの求人情報のページに掲載される。
空席情報は通常、専門分野と勤務地域を含め、必要とされる能力、言語および職務経歴を明示している。
グローバルファンドは、発展途上国、もしくは国連のような国際機関での勤務経験を有する人物のみに採用候補者を限定しているわけではない。一方、候補者に対して同基金が求める特定の資質に関しては明確にしている。
「私達は、成果主義で、想像力に富み、プレッシャーの下であっても、チームでの業務を円滑に遂行することができる人物を心から求めています。」とRogerson氏は述べた。
(この記事は英文を翻訳しています。原文はこちら) JPN