社会的責任戦略は、多国間ビジネスから非営利目的の事業に転身する唯一の道ではない-少なくともプロクター&ギャンブルでは違う。
世界的に消費財の多くを担う同社では、転身者は会社ブランドを途上国でマーケティングする可能性もある、とP&Gの「子供たちの安全な飲料水」事業の管理者であるグレッグ・オルグッド氏は言った。
グローバル企業は新市場開拓を熱望していることから、途上国は新しい市場としてその重要性を増してきた。国際開発フィールドで活躍してきた人々は、グローバル企業が途上国の潜在的消費者向けニーズを把握するための一助となるかもしれない。これが、P&Gやいくつかの会社が、国際開発分野や非営利の職種で活躍していた人を雇いたがっている理由である。