• News
    • Latest news
    • News search
    • Health
    • Finance
    • Food
    • Career news
    • Content series
    • Try Devex Pro
  • Jobs
    • Job search
    • Post a job
    • Employer search
    • CV Writing
    • Upcoming career events
    • Try Career Account
  • Funding
    • Funding search
    • Funding news
  • Talent
    • Candidate search
    • Devex Talent Solutions
  • Events
    • Upcoming and past events
    • Partner on an event
  • Post a job
  • About
      • About us
      • Membership
      • Newsletters
      • Advertising partnerships
      • Devex Talent Solutions
      • Contact us
Join DevexSign in
Join DevexSign in

News

  • Latest news
  • News search
  • Health
  • Finance
  • Food
  • Career news
  • Content series
  • Try Devex Pro

Jobs

  • Job search
  • Post a job
  • Employer search
  • CV Writing
  • Upcoming career events
  • Try Career Account

Funding

  • Funding search
  • Funding news

Talent

  • Candidate search
  • Devex Talent Solutions

Events

  • Upcoming and past events
  • Partner on an event
Post a job

About

  • About us
  • Membership
  • Newsletters
  • Advertising partnerships
  • Devex Talent Solutions
  • Contact us
  • My Devex
  • Update my profile % complete
  • Account & privacy settings
  • My saved jobs
  • Manage newsletters
  • Support
  • Sign out
Latest newsNews searchHealthFinanceFoodCareer newsContent seriesTry Devex Pro
    • News
    • Career

    ノーフェアトレード・ノーライフ――生産者から消費者まで、物にかかわる人すべてが幸せになれるシステムづくりを追求する

    グローバリゼーションは、国際基準に基づく競争原理の貫徹を促す一方、富の偏在をもたらした。とりわけ貿易において発展途上国に不公正な関係を強いてきた。このようなアンフェアな関係を是正するため、近年、フェアトレードに注目が集まっている。日本におけるフェアトレードの普及に取り組んでいる北澤肯氏に、これまでの取り組みと今後の抱負について尋ねた。

    By 尹 雄大 // 14 April 2010
    グローバリゼーションは、国際基準に基づく競争原理の貫徹を促す一方、富の偏在をもたらした。とりわけ貿易において発展途上国に不公正な関係を強いてきた。このようなアンフェアな関係を是正するため、近年、フェアトレードに注目が集まっている。日本におけるフェアトレードの普及に取り組んでいる北澤肯氏に、これまでの取り組みと今後の抱負について尋ねた。 「妻からは、『家の中ではその話をしないで』と言われるくらい、常にフェアトレードについて考えています。僕にとっては“ノーフェアトレード・ノーライフ”です」 四六時中、フェアトレードについて考えているとの言葉どおり、北澤氏は現在、フェアトレード・リソースセンターの代表を務めるかたわら、フリーランスの立場でフェアトレードにまつわるコンサルティングを行うとともに『フェアトレード映画祭』や『フェアトレードサイクリング』等のイベントを立ち上げるなど、多方面からフェアトレードにかかわっている。 北澤氏は当初からフェアトレードの仕事を志していたわけではなく、もともとは学校教員を目指していたのだという。アメリカに留学後、英語と社会の教員免許を取得したものの、これからの時代は教育の場で“Diversity(多様性)”の概念を教える必要があると感じ、「教師として働く前に途上国で仕事をしたい」と実地で“多様性”を体得する道を選んだ。赴いた先はカンボジア。2000年から2年間、医療系NGOの仕事に携わった。だが現地では“多様性”の知見を深める以前の問題が山積していた。 カンボジア政府は政権を維持するため、選挙後に投票の算出方式を変えるなど、民主制をないがしろにしていた。民意を無視した政府の国家予算の7割程度が援助によって賄われており、しかもトップドナーが日本だと知ったとき、北澤氏は方途をこう定めた。「カンボジアを変えるのではなく、日本人が変わらないといけない」 帰国後、脳裏をよぎったのが、以前から多少は聞き及んでいたフェアトレードだった。「深く知るほどに、日本の消費者や企業が変われる可能性を見出した」というように、先進国と途上国の貿易を公正にすることで、カンボジア、ひいては世界各国の貧困問題が援助に依存せざるをえない状況を是正していけるのではないかと考えた。 北澤氏は2003年、FLO(国際フェアトレード認証機構)の日本支部、フェアトレード・ラベル・ジャパンに入社。フェアトレードの認証には、生産者への聞き取りや取引業者への調査が必要であり、チェック項目には「児童労働の禁止」や「使用可能な農薬」などがある。北澤氏は広報の仕事も兼ねて業務に携わっていたが、折しも総合スーパーのイオンや、スターバックスがフェアトレードのコーヒーを扱うようになった。「消費者が日々の買い物という身近な行為から考え始める」潮流づくりには追い風に思えた。実際、商社をはじめとした多数の企業が北澤氏を訪ねたという。 「いろんな企業が関心を寄せてくれたので、すべて実現するものだと思っていたのですが、実際うまくいった話は10にひとつもなかった」と北澤氏は当時を振り返る。 企業にとっては、ビジネスとして取り組むよりも注目を集めるフックとして使えるかどうか、あるいは世間の動向を知るためのリサーチの一環でしかなかったようだ。北澤氏の考えでは、本格的な取り組みを疎外する要因は「市場に出回っている価格が適正だ」という消費者の意識と、それを「お客様は神様」と捉えてしまう企業にあると思えた。 「フェアトレードで問題にされるのは、一次産品でいえばコーヒー。コーヒーは多くの人に飲まれ、基本的に人を幸せにします。しかし、サプライチェーンの一番はじめにいるコーヒー豆を生産している人は、どれだけつくっても豊かにならない。消費者がコーヒーに感じている幸せとつながらない」 いま飲んでいるコーヒーの裏にある現実を知ることができれば、消費者の意識も変わる。強いられた貧困や矛盾が“この一杯のコーヒーにある”とわかればブレイクスルーする。 ブレイクスルーには企業を巻き込む必要があると思えた。たとえばイギリスの流通業「TESCO」は、消費者意識との高まりと相補しつつ、積極的にフェアトレードを行っている。だが北澤氏はそうした試みを志向することで、日本の一部のフェアトレード関係者から「商業主義」「生産者とのかかわりを失った」などと批判されたという。 しかしながら氏は、イギリスでのフェアトレードの認知の高さの背景に「動物実験反対」や「児童労働反対」といった倫理にかかわる消費者運動の隆盛を見ており、日本の消費者と企業の倫理性への期待を捨てていない。実際、近年マスメディアでも特集が組まれ、各大学でフェアトレード団体がぞくぞくと現れるとともに、大学生協にもコーナーがつくられるなど、社会的な関心は次第に高まりつつある。 なお日本のコーヒー輸入量は世界第3位である。だがそのうちフェアトレードコーヒーの占める割合は0.1%にも満たないとされる。イギリスは、レギュラーコーヒーに限っていえば、全体の20%がフェアトレードのものだ。日本の消費者とその意向を反映した企業の動向次第でフェアトレードの占有率が大きく変わるかもしれない。 その変化を可能にするのが、まずは消費者の行動だが、倫理的な行動は、「貧しい人たちを救うため」といった道徳的な振る舞いを自らに強いることでは続かないだろう。 北澤氏は、倫理的な行動とは、適正な情報に基づく合理的な認識によってもたらされるものだと考えている。たとえば、従来の経済学は、経済活動に伴うコストに環境という要素を計上していなかった。その結果、経済の合理性の追求は環境破壊につながり、そのコストは弱者に押し付けられてきた。 「環境を考慮すれば、コストが高くなるので保全を考えない。そのためサプライチェーンの末端にしわ寄せがいく。しかし、そのことで経済の外部にある環境に弊害が発生し、やがて経済にも悪影響を与える」 いわば経済的な合理性に関する誤った知識と判断が、環境を含めた全体適応を疎かにさせた。だが、もはや環境を度外視しては経済活動を維持できない時代だ。 北澤氏は、環境破壊だけでなく貧困問題も合理性をはき違えて追求した結果であり、これを“市場の失敗”と捉えることがフェアトレードを広める上での鍵概念になると考えている。 「チャリティーっぽいことを言っても響かないビジネスマンも、“市場の失敗”と言えばピンとくる。完全に市場が機能するには、参加者がすべての情報を平等に知っている必要がある。情報の対称性という意味でもフェアトレードは合理的です」 北澤氏は、世間の認知度が低かった頃からフェアトレードにかかわり続けてきたが、最近では職業としても伸びる分野だと感じるようになったという。だが自身がフェアトレードの製品を使った商売をすることに対しては禁欲的だ。あくまで全体システムの変革が重要だと考えている。その立場からすれば、フェアトレードの普及は手段であって、究極の目的ではないのだろう。 「フェアトレードとは、コーヒーなど商品を媒介にした世界を変えるきっかけなのです」 世界を変える方法を伝達することが即ち生きることであるとは、北澤氏自身が媒介者である証であろうか。 フェアトレード フィルム フェスティバル 私たちのフツウの生活を成り立たせるために、おこっている、たくさんのフツウでないこと。 毎朝の、おいしいコーヒーの裏側に、毎日はくジーンズの裏側に、映画でしか知ることができない現実があります。 世界のアンフェアと、フェアトレードについて知る、5日間。 http://grassroots.jp/blog/news/archives/001213.html フェアトレードサイクリング 風になる、世界とつながる フェアトレードって知っていますか? 途上国の、モノを作る人たちを応援する、新しい買い物のカタチです。 そのフェアトレードを自転車で応援するのが「フェアトレードサイクリング」。 作るヒトと買うヒトの、気持ちを伝える、メッセンジャーになろう! http://fairtradecycling.web.fc2.com/ 『フェアトレード 倫理的な消費が経済を変える』 岩波書店より好評発売中 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/4/0246530.html JPN

    グローバリゼーションは、国際基準に基づく競争原理の貫徹を促す一方、富の偏在をもたらした。とりわけ貿易において発展途上国に不公正な関係を強いてきた。このようなアンフェアな関係を是正するため、近年、フェアトレードに注目が集まっている。日本におけるフェアトレードの普及に取り組んでいる北澤肯氏に、これまでの取り組みと今後の抱負について尋ねた。

    「妻からは、『家の中ではその話をしないで』と言われるくらい、常にフェアトレードについて考えています。僕にとっては“ノーフェアトレード・ノーライフ”です」

    四六時中、フェアトレードについて考えているとの言葉どおり、北澤氏は現在、フェアトレード・リソースセンターの代表を務めるかたわら、フリーランスの立場でフェアトレードにまつわるコンサルティングを行うとともに『フェアトレード映画祭』や『フェアトレードサイクリング』等のイベントを立ち上げるなど、多方面からフェアトレードにかかわっている。

    This story is forDevex Promembers

    Unlock this story now with a 15-day free trial of Devex Pro.

    With a Devex Pro subscription you'll get access to deeper analysis and exclusive insights from our reporters and analysts.

    Start my free trialRequest a group subscription
    Already a user? Sign in
      Printing articles to share with others is a breach of our terms and conditions and copyright policy. Please use the sharing options on the left side of the article. Devex Pro members may share up to 10 articles per month using the Pro share tool ( ).
      Should your team be reading this?
      Contact us about a group subscription to Pro.

      About the author

      • 尹 雄大

        尹 雄大

      Search for articles

      Most Read

      • 1
        Closing the loop: Transforming waste into valuable resources
      • 2
        FfD4 special edition: The key takeaways from four days in Sevilla
      • 3
        How to use law to strengthen public health advocacy
      • 4
        Devex Career Hub: How AI is transforming development work
      • 5
        Lasting nutrition and food security needs new funding — and new systems
      • News
      • Jobs
      • Funding
      • Talent
      • Events

      Devex is the media platform for the global development community.

      A social enterprise, we connect and inform over 1.3 million development, health, humanitarian, and sustainability professionals through news, business intelligence, and funding & career opportunities so you can do more good for more people. We invite you to join us.

      • About us
      • Membership
      • Newsletters
      • Advertising partnerships
      • Devex Talent Solutions
      • Post a job
      • Careers at Devex
      • Contact us
      © Copyright 2000 - 2025 Devex|User Agreement|Privacy Statement