レオナルド・ディカプリオ主演の「ブラッド・ダイヤモンド」では、ダイヤモンドが武器を調達する資金源となり紛争を長期化させている実態が描かれた。昨今、報道に限らず、映画にまで「紛争ダイヤモンド」の問題が報じられるようになった背景には、人々の社会意識の向上もあるだろう。
そうした世相を反映し、欧米企業では、自社の扱う製品が「紛争ダイヤモンドではない」ことの証明が、社会的責任を果たす上で重要だととらえる傾向にある。
だがしかし、輝きに満ちたダイヤモンドをはじめとしたジュエリーの暗部は、「紛争」に限らない。生態系を破壊する採掘や児童労働、搾取といった影がつきまとう。