開発支援と子供の保護を使命として70年以上に渡って活動してきたプラン・ジャパンで、専務理事・事務局長を務める鶴見和雄氏は、民間企業で培ったご自身の持つ経営ノウハウとスキルを活かし、従来のスポンサーシップ支援だけではなく、企業のCSRとの連携、日本のNGO業界の発展などに精力的に貢献してきた。これまでの自身の経験と今後のプラン・ジャパンの展望、そしてこれからのNGOに求められる力について、鶴見氏に尋ねた。
今日多くの企業がCSRの関り方を模索する中、自社が持つ金融ビジネスの特性を生かして幅広く活動している大和証券グループ。その中でCSR専任担当として勤務する金田晃一氏は、同社を金融業界におけるCSR分野で他の企業をリードしていく存在に仕立て上げた立役者の1人である。今日、社会が企業に求めている社会的責任とは何なのか、そして企業が出来ることには何があるのだろう。自社のCSRモデルやビジネスとの統合、自身の経歴について、金田氏に尋ねた。
日本国際協力システム(JICS)で専務理事を務める櫻田幸久氏は、戦後50年以上続いてきた日本のODAを援助の最先端の現場で40年近くに渡って見続けてきた。近年減少の一途を辿る日本のODAは、これまでどのように進化し、今後どこにいくべきなのか。自身の経歴、及び日本の開発援助の歴史と今後について、櫻田氏に尋ねた。
近年頻発する自然災害や紛争下における緊急性を要する人道支援ではスピードと柔軟性が求められる。5月に起きたミャンマーのサイクロン「ナルギス」発生直後に、現場に入った難民を助ける会の野際紗綾子さんに、現地で見た被害状況と日本のNGOを取り囲む状況などについて尋ねた。
今日の企業のCSRへの意識の高まりと、減少するODA規模に対しより効果的な開発支援が求めれる中、開発セクターと民間セクターの事業連携と人材交流が求められている。 JICAスタッフから経営コンサルタントとして民間企業に転出した馬渕俊介さんは、民間セクターのノウハウとスキルをもって、将来的に国際開発業界を良い方向へ変えて行きたいと意気込む。